ゴールにはバランスが本当に大切


ゴールにはバランスが本当に大切

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


半年くらい前だったかと思いますが、こんな記事を目にしました。

とある一人暮らしの男性(50代半ば)が自宅で死亡していました。

孤独死のようだということです。

そして、部屋にあった預金通帳には1億数千万円が入っていて、にもかかわらず、服装や部屋はお洒落や清潔感のかけらもないのだそうです。


この方は、貯金が唯一の生きがいであり、ゴールだったのでしょう。

貯金以外のことには全く目も暮れず、ひたすらお金を貯め続ける。そんな生活だったようです。


普通の人なら、一億円以上ものお金があったら、もっと人生を華やかにする使い方をすると思います。

部屋をきれいにしたり、お洒落をしたり、家族や友人や恋人と食事やお出かけを楽しんだり、趣味や生きがいを見出したり、色々と考えられます。

しかし、この方の場合は、そういった形跡はまるで無かったのだそうです。



人間はゴールを設定すると、それ以外のことは見えなくなります。スコトーマの原理です。

人は自分にとって重要なもの以外は見えないようにできています。

この方には、貯金以外のことはまるで見えていなかった可能性があります。


そして、人はゴールを達成すると、エネルギーを失います。燃え尽き症候群もこれです。

エネルギーを失うということは、生きる理由や意味合い、この世に対する自分の存在意義そのものを見失うということです。

すなわち、「死に向かう」のです。

コーチングの世界では、定年などリタイアをして、仕事一筋で生きてきた人は、ゴールを失い平均18ヶ月で寿命を迎えることが知られています。コーチングの創始者、ルータイスとアメリカの労働統計局との調査で判明したそうです。

人はゴールがないと生きてはいけないのです。


そうならないためには、ゴールを達成する前に、次のゴールを再設定する。人生の各方面や複数の分野にまたがって、ゴールを設定していることが重要です。

一度ゴールを完全に見失うと、エネルギーを失い、ゴールを再設定する体力さえ残っていないことがあります。

ゴールを設定するのは、結構な元気と体力がいるのです。それがなくなると、再起まで非常に時間がかかることが珍しくありません。

燃え尽き症候群になった人が、今は生きるための充電中みたいな言い方をすることがありますが、ちょっと違う気がします。「ゴールの探し中」、「生きる理由の模索中」なのです。

やりたいことやゴールが見つからないと、ずっとエネルギーは湧き出てきません。



先の亡くなられた方は、貯金のみがゴールで、そして、一億円以上も貯めてゴールを達成してしまったために、亡くなられた可能性が大いにあります。

人は、ゴールの存在に対し、こんなにも極端な反応を示します。


ゴール設定にはバランスが非常に大切です。

「バランスホイール」といって、人生の各方面にまんべんなくゴールを設定します。

仕事やお金に関するものだけではなく、趣味や生きがい、健康や美容、生活や住環境、家族や人間関係、生涯学習、社会貢献などです。

それがないと、豊かで幸福な人生は決して描けません。


関連記事:「バランス・ホイール コーチングを理解しよう STEP8」


今日も最後までブログを読んで頂き、ありがとうございます。

2018年01月11日